代表取締役 CEO
惠良 祐太Yuta Era
全日本学生投資連盟(JPSI)代表理事として、学生向け投資カンファレンスや国際投資大会の企画・運営に従事。投資リサーチにおける一次情報の収集・分析の非効率に課題を感じ、Yozora Financeを創業。事業開発・外部連携・プロダクト戦略を担当。
自社データ基盤として本番運用中
* 2026年7月16日までの直近30日間の実績。
Mission
AIの性能は、もはやボトルネックではありません。多くの組織でAIが成果を出せない本当の原因は、情報の側にあります。判断の根拠となる一次情報が、PDFやファイルサーバーの中に、AIから見えない形で眠ったままになっていることです。
Yozora Financeは、複雑な日本語文書を収集・構造化し、検索できる形に整えることで、AIと原典の距離をゼロに近づけます。自社では有価証券報告書・決算短信など約4,000社の開示文書を対象にこの基盤を構築・運用し、同じ技術を企業のデータ基盤構築の支援として提供しています。
Services
AIを導入したのに、現場で使われない。原因の多くはモデルの性能ではなく、必要な情報がPDFや共有フォルダの中に、AIから見えない形で散らばっていることにあります。どれほど賢いモデルも、渡されない情報には答えられません。
私たちは、日本語文書を構造化し、検索できる形に整える「AIのためのデータ基盤」を構築します。自社で約4,000社の開示文書に対して行っているのと、同じ仕事です。
PDF・帳票・XBRLなどの非定型文書を、目次・セクション・表の構造を保ったまま、AIが扱えるテキスト・Markdownに変換するパイプラインを構築します。
キーワード一致と意味検索を組み合わせたハイブリッド検索で、文書群から根拠を返す検索基盤を構築します。出典に戻れる設計で回答を検証可能にし、MCP対応でAIエージェントからも利用できます。
お客様のデータで評価セットを構築し、検索・RAGの精度を数字で測定・改善します。「良くなった気がする」で終わらせない、測定に基づく改善サイクルを提供します。
進め方
対象の文書と業務、AIに答えさせたい質問を確認します。
データの一部で検索基盤を試作し、精度を評価レポートとして納品します。
PoCの数字をもとにご判断いただき、本番の基盤を構築します。
精度の継続測定と改善を行い、必要に応じて内製化を支援します。
本開発に進むかどうかは、PoCで精度の数字をご覧いただいてから判断できます。
Technology
既存の日本語検索ベンチマークはスコアが飽和し、実務の検索品質を測れなくなっています。私たちは約384万件の本番コーパスから「投資判断に使える根拠を返せるか」を測る独自ベンチマークを構築し、その上で埋め込みモデルを自社開発しました。
1.3億パラメータの自社モデルが、OpenAI・Googleの埋め込みAPIを含む評価対象のすべてを上回りました。
| モデル | nDCG@10 | MRR@10 | nDCG@10 (g3) |
|---|---|---|---|
| Yozora Investor Embedding v1 130M | 0.5012 | 0.8424 | 0.3033 |
| Yozora Investor Embedding v1 70M | 0.4668 | 0.7993 | 0.2645 |
| Sarashina Embedding v2 1B | 0.4560 | 0.7399 | 0.2474 |
| Yozora Investor Embedding v1 30M | 0.4357 | 0.7739 | 0.2349 |
| Gemini Embedding 2 | 0.4333 | 0.7220 | 0.2236 |
| PLaMo Embedding 1B | 0.4111 | 0.7207 | 0.1977 |
| BM25 | 0.3920 | 0.6743 | 0.1898 |
| Qwen3 Embedding 0.6B | 0.3637 | 0.6035 | 0.1700 |
| Ruri v3 310M | 0.3618 | 0.6491 | 0.1698 |
| Jina Embeddings v5 Text Small | 0.3609 | 0.6199 | 0.1696 |
| Harrier OSS v1 0.6B | 0.3576 | 0.6097 | 0.1629 |
| OpenAI text-embedding-3-large | 0.3573 | 0.6287 | 0.1575 |
| Ruri v3 130M(ベースモデル) | 0.3312 | 0.6186 | 0.1387 |
| 参考: RRF(自社130M + BM25) | 0.5325 | 0.8639 | 0.3329 |
評価セットは、適時開示・有価証券報告書からなる約384万チャンクの本番コーパスに対し、複数の検索手法で上位候補をプールして構築(TREC方式)。関連度はグレード2以上を「投資判断に使える根拠」と定義しています。採点基準は人手の判定と突き合わせて設計・調整した上で、モデルの学習に関与していない独立のモデル(Qwen 3.7 Plus)により161,808ペア全体に適用しました。グレード境界や定型文の扱いなど判定が難しい事例は人手で検証し、採点品質を確認しています。nDCG@10 (g3)はグレード3のみを正解とする厳格条件です。ベースモデル(Ruri v3 130M)からのファインチューニングにより、nDCG@10は0.3312から0.5012に向上しました。
評価セットの構築からモデルの選定・改善までのこのプロセスは、開発支援でもお客様の文書に対して同じ方法で提供しています。詳細な方法論・追加の評価結果にご関心のある方はお問い合わせください。
Product
企業公表資料と経済ニュースを、AIで扱いやすくする検索API
適時開示、IR資料、有価証券報告書、金利・政策・地政学などのニュースを、出典に戻れる形で検索・取得できるREST APIです。PDFやXBRLの取得・整形、目次・セクション抽出をAPI側で行うため、必要な一次情報だけをAIや分析ワークフローに組み込めます。開発支援で提供する構造化・検索の技術は、この自社基盤の本番運用で日々検証されています。
開示資料の本文を、AIや分析コードで扱いやすいテキスト・Markdown形式で取得
文書の構造と各セクションの文字数を確認し、必要な箇所だけを選んで取得
キーワード一致と意味検索を組み合わせ、表現の揺れを含む文書内の根拠候補を特定
候補文書を絞り込んでから、必要な本文・ページ画像・元ファイルだけを取得
開示資料やニュースの参照先を保持し、検索・分析結果から元の情報を確認可能
Claude CodeやCodexなどのAIエージェントと簡単に連携 — GitHub
Leadership
早稲田大学を起点に、検索技術と日本語大規模言語モデルの研究に取り組むメンバーが、研究の最前線をそのままプロダクト開発に持ち込んでいます。
代表取締役 CEO
全日本学生投資連盟(JPSI)代表理事として、学生向け投資カンファレンスや国際投資大会の企画・運営に従事。投資リサーチにおける一次情報の収集・分析の非効率に課題を感じ、Yozora Financeを創業。事業開発・外部連携・プロダクト戦略を担当。
執行役員 CTO
早稲田大学大学院 田中研究室にて、有価証券報告書や契約書のように定型文の多い産業文書から、意味のある記述を探し当てる検索技術を研究。株式投資サークルで代表を経験し、現在は早稲田AI研究会の代表を務める。プロダクト開発・事業戦略を担当。
執行役員 CRO
早稲田大学大学院 河原研究室にて自然言語処理・大規模言語モデルを研究。国立情報学研究所のリサーチアシスタントとして日本語LLMの研究開発に従事。LLMの安全性と学習データ構築に関する研究が、自然言語処理分野のトップ国際会議ACL 2026(Findings)に採択。研究開発・技術評価を担当。
News
Writing
プロダクト開発の過程や検索技術の知見を、開発記録としてZennで公開しています。
連載(全4回)
新旧の決算短信PDF/XBRLを突き合わせ、文単位の差分検出と2段階要約を行うパイプラインの開発記録。
ガイド
AIエージェントからモモンガサーチAPIを利用するためのMCPサーバーのセットアップガイド。
勉強会
学生向けに運営しているAI勉強会の資料。LLM・AIエージェント・RAGと情報検索の基礎を扱っています。
Company
Contact
金融データ処理・検索基盤の開発・導入および業務提携に関するお問い合わせは、メールにてご連絡ください。
info@yozorafinance.com